「部品供給『先読めない』」
という記事があり、
「在庫を持たない・・・カンバン方式の弱点を突かれた」
「裏目に出た」
とあるが、完全に間違ってる。
現状を回避するほど、在庫を持つという事は数ヶ月分持つ事になり、普通の会社でもあり得ないし、どんな会社でも潰れてしまうからだ。
家庭で言うなら、冷蔵庫を10台とか持って、一ヶ月分の食料をいつも持てというようなものだ。
今回の真の原因は
「キーパーツは特定の会社でしか造れない」
と言うことだ。
しかし、対策は難しい。
キーパーツだからこそ代替がきかないわけだし、キーパーツなしの製品は競争力がない。
パソコンみたいになる。
だからやれる事は、リスクヘッジとして、調達先を分散する事があるが、コストが上がるし、品質管理がしにくくなる。
トヨタは3次取引先まで把握してるらしいが、それはすごいと思う。普通、2次まで見れたら、上出来ではないか?
記者は素人だから仕方ないとも言えるが、やはりもっと勉強して欲しいし、上記の在庫の事ぐらい考えたら分かるだろうと思う。
ちなみに、カンバン方式はトヨタにとってもコスト改善の「手段」に過ぎない。
また、日本の多くの製造業に広く取り入れられている。