2005年11月05日

たかが企業買収の報道ばかりするな!!

 ライブドアのニッポン放送の株買い占めから、村上ファンド、楽天によるTBS株の買収などが経済面を賑わしていますが、これもいい加減にして欲しいですね。

 そんなことは極めて局地的、ローカルな話であって、経済の大勢にはあまり関係ない。まぁ、善し悪しは別として、株主本意という考え方の新興起業家が出てきたという点では時代の流れを見る上で価値はあるでしょうが、TOBとか株の売買のテクニカルなことを丁寧に報道して何の意味があるのでしょうか。また、ライブドアの時ほどではないですが、ホワイトナイトとかグリーンメーラーとかの言葉。これって株関係の俗語でしょう? そんなこと報道してなんになるのでしょう。

 そして、村上ファンドの代表者のコメントがTVとかで流れたりしますが、村上ファンドはキャピタルゲインを目的としているわけで経営とか経済成長に関心がないのはある意味当たり前でしょう。そのため、彼らがねらっているのは阪神の発展などではなくキャピタルゲインであることは分析するまでもなく自明なわけです。

 それをさも彼らが株主として圧力をかければ企業価値が上がるかのような彼らの主張をそのまま報道するのは全く何を考えているのか分かりません。価値が上がるのは労働をした時だけであって、株式市場や金融市場でお金が動いてどうなるものではないという経済の基本を踏まえていれば惑わされることはないのですが、半ば村上ファンドのアピールの場を与えるかのような報道をして、それが是か非かなどと記事にしているようでは、まさに経済の本質を見失っていると思えます。

 冨は価値を提供する対価として得られます。

 そして価値を生むには労働が必要です。確かに株等で働かずして富を得ることはできますが、所詮ゼロサムゲーム、つまり等価の損を誰かがしているに過ぎず、トータルの経済規模としては変わらないのです。

 それをマネーゲームをすれば冨が出るように思うのは全くの幻想。日本が経済成長するには、マネーゲームをして国民間で損得を出しても意味が無く、あくまでも「労働」することでしか経済成長はないと、「特に」マスコミは肝に銘じて報道すべきです。

 その中で特に問題なのは、テレビ東京のWBS。マーケットというと金融、株式市場しか思ってないんじゃないですか。実際の経済活動は商品の売買をするマーケットじゃないですか。
posted by macwin at 00:39| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネスと経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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