2009年05月02日

発信箱「正しく怖がる」

 久しぶりに、愛読している毎日新聞の発信箱についてコメントしよう。

今日の発信箱は、豚インフルエンザの流行について、怖がりすぎないようにという主旨で
内容的にはもっともだと思う(ただ、いたずらに怖がらすのはいつもマスコミであることは知っておいて欲しいと思う)。

 しかし、今までも時々指摘しているが、言葉の使い方が少々、適切ではない。

「正しく怖がる」としているが、「正しい」というのは、正しいかどうかの基準があって、基準に合うとき、正しいと言う。そのため、今回の豚インフルエンザの記事の場合、怖がり方の基準があるわけではないので、正しいという言葉を使うのはあまり適切ではない。

 しかし「適切に怖がる」とか「適度に怖がる」というのも変だ。

というのは、そもそも「怖い」という感情表現に「適切」も何もないだろうし、結論にある「冷静に向き合う」という論理的な姿勢と怖いという感情は、マッチしないからだ。

 よって、タイトルとしてのインパクトはともかく、「冷静に向き合う」ぐらいかもしれない。

 以上、内容についてではないが、新聞記者はもっともっと言葉の意味、定義、使い方に神経を使って欲しい。

参考)以前の指摘
http://macwin.seesaa.net/article/118292266.html

言葉では、今回ではないが、他にも昨今の医療崩壊で良く出てくる救急における「受診拒否」。これだとタクシーの乗車拒否みたいに好き嫌いで拒否している響きだが、実態は「受入不能」でしょう。医療の需給バランスが崩れていることが本質であって、倫理とかシステムとかそういう問題ではないはず。・・・これは余談でした。


posted by macwin at 15:59| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評・評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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