2006年12月14日

某ERPパッケージとカンバン方式 〜問題点1〜

 3ヶ月ぐらい何も書かなかったが続きを書いてみよう。

 今回は某ERPパッケージのカンバンシステムについて触れてみよう。あまり詳しく書くとどのパッケージかバレバレになるので、相当知っている人にしか分からないように某ERPパッケージ固有と思われる用語を避けつつ書こうと思う。

 某ERPパッケージは外国製なのだが、カンバンシステムを実装していることが一つの売りである。そして、そのカンバンシステムの最大の売りは、

 MPS(基準生産計画)や需要予測を投入することでカンバン枚数を自動計算できる

というものである。一見、この機能は素晴らしい・・・と言うかこれぐらいあって当然だろう。製品構成(BOM)とカンバン情報があれば計算できるとても簡単なものだからだ。
 しかし、実はこの機能、中途半端な仕様であまり使えそうもない。

 なぜか? 具体的には2点あるが、まず第一点について記そう。

 このパッケージは枚数計算実行後、枚数の増減設定が可能となるが、枚数を増やす時、そのアイテムのカンバンを全て再発行するというシステム仕様なのだ。そのため、数枚のカンバンで回せるようなロットで運用しているカンバン方式なら良いが、小ロットにして50枚を超えるカンバンを運用しているような場合、とても増産時にこの機能で枚数変更などはできない。何百枚も印刷して補充画面で、

「マウスでクリック!(2回)」

という非生産的な単純作業を行うことになるからだ。
 仮に、新しいカンバンでの初回補充を印刷せず、システム的に平準化して電子補充するような気の利いた仕組みがあれば、そう言う手間もなく自動計算機能を使えるのだがそう言う仕組みもないから、やはり全枚数を印刷するしかない。

 そのため、敢えて使うとすれば全ての計画が縮小して、ほぼ全てのカンバンの枚数を削除する時ぐらいだろう。減らす場合、個々のカンバンのステータスを見て在庫中のカンバンから削除するという気の利いた処理をやってくれたりする。しかし、減らす時しか使えなければ結局片手オチなので、この機能は使えないことが想定される。

・・・次回に続く。


posted by macwin at 23:07| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | IT・コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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