2011年03月16日

地震とボランティア

大変、有益な体験談があったので、紹介しておきます。

ボランティアの参考になります。

被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ〜僕の浅はかな経験談〜 - chodo's posterous
http://chodo.posterous.com/45938410
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2005年06月13日

[モノ作り] カンバン方式-2 サイクルで考える

 今まで、カンバン方式をリードタイムで考えてきたのですが、リードタイム短縮と安全在庫の低減を進めていくと、しっくりこないようになってきました。そのため、以前ちんぷんかんぷんだった専門書を今の実務と突き合わせながら熟読していくと、カンバン方式とはリードタイムではなく、「サイクル」で考える管理方法だと言うことが分かってきました。

 「サイクルで考える」というのは、そもそもトヨタ生産方式が生産も物流もサイクルで動く生産方式であることにあると思われます。つまり、トヨタ生産方式ではタクトタイムというサイクルでモノが一個流し生産され、そのサイクルに同期して前工程が動きます。・・・ので、物流もサイクルで動きます。例えば、私がいる部署のあるラインは1日20サイクルで動きますが、部品ストア(在庫)から生産ラインへの部品供給は1日10サイクルで動かしています。ところが、部品ストアへの部品補充になるとこれがいきなり粗くなって、1サイクルが「日」の単位になってしまうので管理する次元が変わってしまうことになります。これが、リードタイムでは噛み合いにくい一つの理由です。

 次に、カンバン方式での物流は、ダイヤで動く引き取り便によって行われます。この引き取り便は行きはモノを運んで帰りは通い箱とカンバンを持って帰りますので、発注サイクル=部品の引き取りサイクルとなるのですが、安全在庫の理論的な下限値は、「1サイクル分の在庫」ということになります。と言うのは、サイクルの初っぱなに外れたカンバンは次のサイクルで補充指示がかかるまでのほぼ1サイクルの間、寝てしまうからです。そうなると、安全在庫を減らすには1サイクルを限りなく細かくすることが必要になってきます。しかし、私のところなどは、部品の補充指示はホストコンピュータで夜間バッチ処理して翌日EDIで仕入先に発注されますので、発注サイクルが1日になってしまいます。よって、どんなにトラックを細かく回しても1日分の安全在庫が最低限必要と言うことになります。

 逆に、トラック便が毎日走らない状態だと、どんなに細かいロットで細かく発注してもトラックの引き取りサイクル分の安全在庫が最低限必要となります。

 つまり、結局、発注サイクルと引き取りサイクルの粗い方が足を引っ張るため、どちらかだけ短くしてもあまり仕方がないと言うことになるため、発注をEDI、引き取りをトラック便というような状態だと納期設定はコンピュータがするけど、引き取りはトラック便というなんだかよく分からない状態になってきます。

 なんてことを考えると、カンバン方式において「日」で管理するなんていうのはまぁ、トヨタさんのまねごとみたいなモノなんだなぁと思うようになりました。

 もっとも、私の会社の場合、主要な部品が毎日複数回納入されるというのは、当分先の話ですので、当面の目標は、安全在庫3日分で1日分の部品を毎日発注するというところかと思います(ただし、大物部品は通い箱単位で発注するように切り替えつつあるので部品によっては40分間分の部品を毎日10回発注する・・・と言うのもわずかにありますが)。

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[モノ作り] カンバン方式-1 究極の多頻度小ロット生産のシステム

 カンバン方式による在庫低減を進めてきて分かってきたこと、それは、カンバン方式というかトヨタ生産方式は、究極の多頻度小ロット生産のシステムであるということです。

 というのは、

  • 多頻度小ロット生産でないとカンバン方式のうまみは味わえない
  • 多頻度小ロット生産を簡単に管理するには多分カンバン方式がもっとも適している

と思われるからです。

 私は以前、生産管理システムによる在庫低減とか発注改善などに結構取り組んだのですが、まぁ、一言で言ってコンピュータでモノ作りを改善しようと言うのは基本的に無駄な努力だと思います。コンピュータの役目は実際のモノ作りの仕事をいかに邪魔しないか。これにつきると思います。

 と言うわけでこれから、しばらく、カンバン方式について書いていこうと思います。

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2004年09月10日

[お仕事と問題解決] 毎日新聞の個人情報漏洩

 少し古いが、9/5の毎日新聞27面に「購読者情報入りパソコン盗まれる」という記事があった。ここで小林毅・北海道支社販売部長は次のように語っている。

「購読者情報も入ったパソコンを盗む手口に怒りを覚えます。該当のお客様にチラシを配布し二次被害が出ないように対処しています。」

 零点の回答である。「怒りを覚える」という言葉は全く自分の過失を認めない責任転嫁だろう。また、チラシ配布で二次被害をどうやって防げるのか理解不能である。私の知る範囲、こういう無責任な回答にならないコメントを出すのは、パソコンのOSを販売する巨大企業M社ぐらいのものである。

 こういう場合、合格点は与えられないがせめて、最低でも

「今回のような事態が再発しないように徹底したいと思います。」

と回答すべきである。しかし、これでも対外的な体裁は取れるが、実質的に再発防止の効果が疑問なので不合格だ。

 合格点を与えられる回答とは次のようなものである。

「今回のパソコン盗難による個人情報漏洩について、調査したところかくかくしかじかが原因であることが判明いたしました。同等の問題が発生するリスクがこれこれの範囲にあることが調査の結果、判明しましたので、ほにゃにゃの対策をいついつまでに実施することで再発を防止いたします。」

 これであれば、問題に対して現状調査して原因分析がなされ、再発防止策を期限付きで提示しているので合格である。というかここまでやらなければ販売部長のような上級管理職は給料泥棒だ。

 編集サイドもこのような販売部長のコメントをそのまま掲載するのでなく、自分たちが記事にする企業等の個人情報漏洩で、こんな答弁をしている企業などないことに気付いて欲しいものだ。私が編集サイドであれば、このコメントは訂正させるか掲載しないかのいずれかにするだろう。

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2004年03月14日

[お仕事と問題解決] 無責任とは

 通っているジムでちょっとした冊子を読んでいると、

「自分のことしか考えないエゴイストは、自分のことしか考えてないので自分のこと以外については極めて無責任である。逆に自分の利益に関することについては猛烈な責任感を持つものだ」

 みたいなことが書かれていた。

 私は今までのサラリーマン生活と自分に照らし合わせて、なるほどと思った。

 私は自分の目的を達成するためには周りを押しのけてもやろうというところがある。しかし、それをやりすぎるといわゆる「部分最適」であり「全体最適」を阻害する。つまり、トータルでの善し悪しは二の次で周りを押しのけるわけだから「全体のため」みたいなきれい事を言っても結局、自分のためにやっているだけということになるわけだ。自分の考えや理想に酔わず冷静に本当に大切なこと、自分の本音に偽りがないかをよくよく注意しなければいけないと思った。

 翻って企業活動を見ても同様の事例は沢山ある。

 経営陣の重役でありながら、会社全体のことでなく自分の担当業務の責任のみ異常な執念を示す人。こういう人はある意味マジメであり、自分の責任を忠実に果たそうとするので、自分が会社をだめにしているとは夢にも思っていなかったりする。

 問題があったときに、まず、自分の責任かどうかを考えて、極力回避する重役。会社の事なんて全く考えてないと言って良い。「責任」についてまず口にする人は、自己保身が先に来ている可能性が高い。

 我々は、世の中の誰かに必要とされないと生きていけないわけだが、企業で言うと顧客満足を与えられないと存在できない。つまり、経営者や重役、上級管理職は、あくまでも顧客満足を柱として判断をすべきと私は思うのだが、自分の責任かどうかとか担当か担当外かなんて低次元な発想だと、退任されるのを待つしかないだろう。

 仮に社会が必要としないと言ったとしても、「あなたは大切な存在である」と言い切ってくれるのは私の知る範囲では、イエス・キリストだけである。
posted by macwin at 21:54| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事と問題解決 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月09日

[お仕事と問題解決] 正しいことと問題解決 [お仕事と問題解決] 正しいことと問題解決

 鳥インフルエンザを出した養鶏場の会長が自殺したらしい。

 浅田農産の経営者は役所への届け出が遅れたので法などに照らすと正しい対応をしたとは言えないだろう。

 しかし、問題が起こったとき、いつも思うのだが、マスコミや政治家は悪者を見つけると、徹底的に半ば面白がるかのように糾弾する。悪い人を悪いというのは、子供でもできるので誠に知恵がない。そして、悪い人を悪いと糾弾すれば、問題が解決するかというとそれは全く別物である。

 実は、問題解決において正しいか悪いかはほとんど関係ない。

 と言うのは、正しいか悪いかはある共通の基準やルールがあるときにのみ意味をなす概念で、ルール逸脱が本質的な問題である場合についてのみ、正しいか悪いかが問題解決と関連がある。

 分かりやすく例を挙げると「脱税」という問題は、問題の所有者である税務署が脱税している人を摘発し、やめさせることで問題が解決する。

 しかし、浅田農産が悪いと100万回糾弾しても、経営者に厳罰を与えても、鳥インフルエンザの封じ込めとは無関係である。ルール違反に対するペナルティは必要ではあるが、それと問題解決とは別である。

 よって、こういう時に重要なのは、なぜそういう問題が起こったかの真の原因究明と再発防止である。通常、よく調査して原因分析を進めると、表層的な問題の奥に隠れる真の問題が見つかる。そして、この真の問題について手を打てば効果が出るが、表層的な問題に対してのみ手を打つといたちごっこ、モグラ叩きになる公算が極めて大きい。

 と、考えるとこういう時、不適切な経営判断が問題なのだから経営者から真の理由を聞き出すことが最重要課題なのだ。であれば、今回のようにひたすらバッシングして自殺に追い込んでしまうのは全く本末転倒である。

 アメリカなどではこういう場合、その経営者にカウンセラーや監視者を付けて自殺者を防いだり、うまく真相解明に繋がるようにするらしいが、感情論で吊し上げるのでなく、アメリカのように真相解明のために保護すべきだったのだ。

 この経営者は社会的なペナルティはすでに十二分に受けている。よって、後は真相解明後に法的なペナルティをかせばいいのである。

 よって、徹底的にバッシングし、自殺するのは無責任だとさらにバッシングする日本のマスコミは様々な社会問題の解決を阻害していることがあることを自覚すべきである。

 また、別の例として、京都府宇治市の小学校に暴漢が侵入して児童を襲った事件がある。この時も「マニュアルを守らない学校が悪い」「警報装置を使っていなかった学校が悪い」と、正しいか悪いかの議論が中心であった。

 しかし、これも本末転倒である。

 役所から見れば、責任を問われるから正しいか悪いかという議論にして、学校側が悪いというオチにしたい。だが、学校側が役所が決めたことを守っていなかったのは何らかの原因があるのであって、その原因を調査して真の問題に手を付けなければ効果は出にくい。

 にも関わらずマスコミも、役所に同調して学校側を批判し、教育委員会もマニュアルと防犯設備の徹底というまことにバカなお触れを出した。

 新聞報道程度の情報なので詳細は分からないが、私の見るところこの事件の真相は、ルールを守らなかった学校に問題があると言うより、学校の現場の実状や課題を把握することなく、お上から一方的に一律の分厚いマニュアルと防犯設備という箱ものをあてがうというやり方自体が問題解決の方法論として不適切なのだと思う。そんなお仕着せのものを強制して定着する方がおかしい。人間は良いものであってもお仕着せであれば好まないが、自分で選んだり考えたりした者であれば一生懸命使ったり工夫したりする。

 長くなったが、上記の二つの事例は、いずれも政府/役所やマスコミが問題に対して、正しいか否かという二元論的な捉え方に縛られて効果的な問題解決に失敗しているという点で共通していると思う。

 正しいか否かと問題解決は全く別であることに留意しよう。

参考

問題解決について−正論の罪−
http://macwin.info/bible/bible2003.html#Anchor-23522
posted by macwin at 21:26| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事と問題解決 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月20日

[お仕事と問題解決] 島崎敏郎家の光熱費削減

 2/18に「あったか生活!秘伝!カテイの魔法」という番組で島崎敏郎家の光熱費を削減すると言うものがあった。何でもこの家の光熱費は毎月7万円以上で、奥様は無駄遣いする夫に困っていたらしい。

 そして、ファイナンシャルプランナーは、この問題解決に当たって根本的かつ効果的な方策を取った。それは、夫の小遣いを10万円に上げる代りに光熱費を夫の小遣いで賄う事にしたのだ。と言うわけで島崎氏は一変。それまで関心が無かった光熱費削減の方法をファイナンシャルプランナーに聞いて一生懸命削減しはじめ、光熱費は5万円まで下がったので島崎氏は得した小遣いで子供の自転車を買ったと言う。

 これは、いわゆる問題の所有者という概念にのっとった解決方法である。元々光熱費がかさむと言う問題は奥様の問題で島崎氏の問題ではなかった。よって、当然、奥様が口やかましく言ってもほとんど効果は上がらない。しかし、光熱費を島崎氏負担として削減メリットを本人に返すということで問題の所有者を、問題の発生者と一致させたわけである。

 そして、こういうときけち臭く削減分は返せとか言うと全然だめだ。しかし、問題の所有者が改善の受益者になるので改善が進み、結局島崎氏は増えた小遣いを自分でなく家族に還元し、今まで電気屋などに払っていた島崎家の富の流出をなくせたのである。

 いきなり節約ノウハウに走らなかった、このファイナンシャルプランナーは問題解決の定石を知っていると言える。そして、賢い経営とはこういうことなのだと思う。つまらない経営者はこういう時、ペナルティを夫に与えるなどして徹底的に夫の無駄遣いを規制する方策に出るが、そういう方法は効果が出にくいだけでなく、みんなが不幸な気持ちになってしまい、長続きしないものだ。

 今回の番組は、単なるけち臭い根性だけではかえって成果が出ないという好例であろう。
posted by macwin at 12:32| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事と問題解決 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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